4月になって
すっかり春本番になりましたね。
東京多摩から後藤はりきゅう整骨院
後藤靖治です。
今回は
4月になって「急性ギックリ腰」の患者さんが
たくさん来院されていて、
「なぜ4月、春先にギックリ腰が多いのか?」
と問い合わせをいただきましたので、
ブログを書きました。
ぎっくり腰とは
まず
ギックリ腰とは
急に起こる腰痛の事を言います。
4月にギックリ腰が多い理由
なぜ4月に多いのか?は統計的なものを
見たことがないので、
その方の主観かと思いますが、
12年間多摩市馬引沢で
整骨院を続けて来た経験からも
季節の変わり目には
急性症状が増えるように
感じます。
4月はギックリ腰だけではない
4月だからギックリ腰という
限定的なものでなく、
膝でも腰でも急性症状が起こっています。
特に
今回は腰の質問が多かったので
腰について紐解いていきましょう。
腰痛の仕組みを知る方法
まず
腰痛を知るために
この本をご紹介します。
諸外国にも同じものがありますが
日本ではこれがスタンダードです。
これによると
ぎっくり腰が起きた時にすべき事は
「安静」ではなく、痛みの出ない範囲での
普段通りの生活
とあります。
ギックリ腰になったら休む?休まない?
みなさんはぎっくり腰になったんだから
「1週間くらい休むでしょ普通」と
感じるかもしれませんが
研究論文から考えられる
エビデンス(科学的根拠)によると
ぎっくり腰になった時に
安静にした場合と
痛みの出ない範囲で動いた場合と
「治り方に差がなかった」。
なるほど
かといって
ぎっくり腰になったばかりの方 人に
「痛いけど動きましょう」
あるいは「痛みの出ない範囲で
運動しましょう!!」とは
なかなか言えません。
いつも頑張っているからこそ
ぎっくり腰になってしまったとすれば
「少しゆっくり休みますか?」と
癒しの言葉をかけてあげたくなるのが
人情ではないでしょうか?
最後に
私の好きな言葉に
「医療とはサイエンスに支えられたアートである」があります。
- サイエンスとはエビデンス
- アートは治療者の技
だとすれば
安静はダメ。とは言えません。
ぎっくり腰になった時には
サイエンスとアートのバランスをあなたと一緒に考えながら
治していきたいですね。