運動療法(エクササイズ/トレーニング)

痛みのある急性期を越えると、どうしても「もう治ったからいいかな」と思いがちです。
でも、ここから自主的に体改善に取り組めば、「疲れにくい体」、「動きやすい体」を手に入れることが可能です。

弱い筋肉の強化、左右差、悪い癖(クセ)、関節の歪み、ズレなどをエクササイズやトレーニングにより矯正していきます。
日本体育協会公認アスレティックトレーナーが一人ひとりの体の状態、レベルに合わせたメニューをご提案し、体改善を丁寧にサポートさせていただきますので、日頃運動不足の方も自分のペースでじっくり取り組むことができます。


※STEP2.3は保険適応で、STEP4は自費でのプログラムとなります。
※STEP4及びその他「自費」に関する詳しくは コースメニュー を参照下さい。


ピラミッド型・体改善プラン 
Step 2 (亜急性期)

亜急性期からのエクササイズは、関節の歪み、ズレを矯正するリアラインエクササイズを実施していきます。また、炎症で硬くなり、動きの悪くなった関節や軟部組織をエクササイズによってリアライメント(動きを良くし、やわらかくする)します。

五十肩・肩障害の改善
【インナーマッスルのトレーニング】
肩甲上腕関節のリアライメントが得られた後は、内外旋のインナーマッスルトレーニングを行い安定化を図ります。

膝痛の改善
【スクワットエクササイズ】
最適な関節運動・筋活動を引き出す専用のバランスシューズを着用した状態で行うスクワットは、バランス感覚も鍛えられるので一石二鳥のエクササイズです。
重心のブレから生活動作の悪い癖(クセ)を見つけられれば膝痛改善にもつながります。

足全体・筋の改善
【ランジエクササイズ】
歩行の踏みこみや階段を下りた瞬間に対し、足全体の筋活動の良い癖(クセ)をつけるエクササイズです。
自分ではまっすぐ体重がかかっているつもりでも関節に負担となっている重心移動があり、エクササイズして壊れにくく、動きの良い足をつくります。


ピラミッド型・体改善プラン 
Step 4 (維持期)

維持期に入ると、回復期で筋力発揮を得られたインナーマッスルをアウターマッスルと連動させることにより、生活動作や運動・スポーツ動作での筋力発揮を十分なものにしていくコーティネーショントレーニングを行います。

物を持つ動作の改善
【筋力強化トレーニング】
手首に重りをつけて、物を負担なく持ち上げられるようにするトレーニングです。
腕自体をたくましく鍛えるのではなく、「お腹+背中+腕」といった運動連鎖をスムーズにすることで重たい物を持ち上げても壊れない体がつくれます。

体の「軸」の改善
【バランストレーニング】
日頃の生活習慣や運動などで偏ってしまった体の軸(コア)を、本来の重心位置に戻すエクササイズです。

ウォーキングとランニング動作の改善
【ダイエットのための殿筋トレーニング】
足を後ろへ蹴り出す筋肉の間違った使い方を修正します。
これにより長く歩いても疲れない足になり、走力をあげてタイムを縮めることができます。

歩行動作の改善
【体幹ウォーキング】
足底の接地感覚で重心を前に進めていくトレーニングです。
腹横筋を働かせて、体幹をニュートラルに保ちながら広背筋と反対側の殿筋の収縮によって重心が左右にブレずに直進する省エネ歩行を覚えましょう。
有酸素運動に取り入れ、大きな筋肉を働かせば脂肪燃焼効果も期待できます。

猫背の改善
【美姿勢トレーニング】
トレーニングで肩甲骨を下制する良い癖(クセ)をつけると、肩こりを起こす筋肉が緩んだ状態で姿勢を保てるようになります。
デスクワークなど終日座ったまま同じ姿勢で過ごす方に特にお勧めしたい美姿勢筋保持トレーニングです。